きみはわたしの一番星

一番星はたくさんあったっていい。

まんまと軽率に『ヒメアノ~ル』を見に行った話。

こんにちは、れもんです。

 

さて、先日『ヒメアノ~ル』を見に行ってきました。

 

放映前より、話題性の高かった本作。
放映後、我がTwitterタイムラインには配給会社の回し者かと思うほど、『ヒメアノ~ル』の宣伝ツイートがびゃびゃっと流れていました。

今だから言える話ですが、森田剛くんが森田役を演じると聞いたとき、
「ん??????名前キャスティングかな???????」
と思っていました。

本当にごめんなさい。

 

さて、本題に戻ります。

この作品の良さを分かってもらうには、どうしたって「とりあえず見てくれ!!!!!!!!!」としか言えません。
感想をいざ語ろうとキーボードに手を伸ばしたわけですが、どうあがいてもネタバレしか踏みそうにないのです。

ですが、それでは意味がないので、できるだけネタバレをしないように(放映前より公式から案内があった内容については触れますが)したいと思います。
全く情報を入れず、まっさらな状態で見られたい方は回れ右でお願い致しますね。

 

 

 

 

ヒメアノ~ルはいいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


もうね、剛くん担が羨ましい!!!!!!!!!
森田役は恐らくみんなも自担にやってほしいって思っちゃう!!!!!!!よ!!!!!!

でもやっぱり俳優・森田剛
もう圧巻の演技だった……。
スクリーンの向こうにいたのは、かわいらしい顔で笑うアイドル森田剛ではない、猟奇的殺人を繰り返す森田正一そのものなのだと感じました。

あんなに人生に絶望を抱いた瞳で、グッサグサ人を殺人していく様は、もはや狂気どころの話じゃない!!!!!
私はグロテスク・ホラー系のものが苦手なんですが、もう苦手とかそんなレベルの話ではないです。

 

本作は珍しく、映画タイトルが映画の中頃に出てきます。
その映画タイトルの出現によって、『ヒメアノ~ル』という作品のストーリーが大きく動き出すことが示唆されています。


それからは本当に話がはやく進みます。


前半は岡田とユカと安藤の恋模様、後半は森田をメインに話が進んでいきます。
日常パートは少し長く感じる方もいらっしゃるかと。
個人的には好きな俳優のラブシーンが見られて非常に興奮しましたが()


改めて森田について思いを馳せると、彼もみんなも誰も悪くないような気がしてきます。


もちろん殺人自体を正当化するわけではないのですが、みんな悲しい人たちなんだと思うのです。

 

 

ヒメアノール【hime-anole】名詞造語
“アノール”とはトカゲの1科である。イグアナ科アノール属に含まれるトカゲの総称。

165種ほどがある。

(ヒメアノール=ヒメトカゲ)となるが、“ヒメトカゲ”とは体長10cmほどで猛禽類のエサ

にもなる小型爬虫類。つまり、“ヒメアノ~ル”とは強者の餌となる弱者を意味する。――『ヒメアノ~ル』公式サイトより引用

 


 
『強者の餌となる弱者』

この意味を理解した、最後のシーンまで見てしまうと、どこにも持って行きようがない虚しさと切なさが残ってしまうのです。

 

 

どうか、森田には来世で幸せになって欲しい。

そう願うばかりです。

 

 

 


しかし、一点私の中で疑問が生じていることがあります。
それが消化されておらず、非常にもやもやしています。

 

それを解き明かすには、どうやらもう一度見たほうがよさそうだと思いました。

 

 


とりあえず。
ヒメアノ~ルはいいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!